チケットの抽選結果や先行販売で最も気になるのが、座席位置からのステージの見え方です。吹田市文化会館メイシアター座席表を開くと、大ホールは1階席と2階席で構成されたプロセニアム形式であることがわかります。2020年の大規模改修を経てシートピッチやクッション性が大幅に刷新され、長時間座っていても腰への負担が大幅に軽減された設計へと進化しました。
メイシアター大ホールキャパは車椅子スペースを含めて1,397席。2,000席を超える巨大アリーナやフェスティバルホール規模と比べると、演者と観客の心理的・物理的距離がぐっと近い点が最大の魅力です。1階席前方の1列目から7列目付近は、演者の微細な表情や汗、衣装の擦れる音までダイレクトに伝わる迫力エリア。ただし、3列目あたりまではステージを見上げるアングルとなるため、長時間の観劇では首の疲れに留意する必要があります。
一方、取材班が注目したのはメイシアター座席の見え方における「8列目〜16列目」の圧倒的なバランスの良さです。1階席は8列目以降から緩やかな段差(傾斜)が設けられており、前の人の頭越しでも視界が遮られにくくなっています。センターブロック(13番〜32番)に座れば、舞台全体を見渡す視野角と迫力の両取りが可能です。
2階席(実質的な後方列)に関しては、「遠すぎて見えないのではないか」という不安の声がSNSなどで散見されます。しかし、メイシアターの2階席はバルコニーのように前方にせり出す構造になっており、急勾配なスロープが採用されています。そのため「前の観客の座高で見えない」というストレスが極めて少ないのが特徴です。全体フォーメーションを俯瞰したいダンス公演や、オーケストラの楽器配置を楽しみたいクラシック鑑賞であれば、2階席前方列はむしろコストパフォーマンスに優れた特等席と言えます。