山空海温泉を語る上で欠かせないのが、良質な鉱泉水を生活用水や飲用として持ち帰る常連客の存在です。敷地内には持ち帰り専用の給水設備が設けられていますが、利用にあたってはトラブルを防ぐための厳密なルールが存在します。
山空海温泉の水持ち帰りルールとして、まず厳守すべきは「持ち帰り料金の事前支払い」です。入浴料とは別に、持ち帰る容器の容量(一般的な20リットルポリタンク等)に応じた規定の料金を受付で支払い、専用の給水口を利用します。勝手に浴室内のカランや浴槽から汲み出す行為は固く禁じられています。また、週末や混雑時には給水待ちの列ができることもあるため、1人あたりのポリタンク持ち込み本数を制限する案内が掲示されている場合もあります。訪問時は必ず現地の最新掲示板を確認しなければなりません。
持ち帰った源泉水や、浴室内の飲泉許可エリアで口にする湯は、まろやかな口当たりの中にほのかな硫黄の風味と鉱物由来の甘みを感じさせます。胃腸機能の活性化や便秘解消などの効能が古くから語られていますが、硫黄成分を含むため一度に大量の冷水を一気飲みすることは避け、まずはコップ1杯程度から体に馴染ませていくのが賢明な付き合い方です。