年間数十万人もの来客を誇る小作において、実際にどのメニューが選ばれているのか。店舗スタッフへのヒアリングおよびSNS・レビューサイトの定量的分析から導き出した人気ランキングを発表します。
第1位:かぼちゃほうとう|不動の頂点に君臨する伝統の味
堂々の1位は、小作の代名詞である「かぼちゃほうとう」です。丼の底には拳大にカットされたホクホクのかぼちゃがゴロリと2〜3切れ鎮座しています。煮崩れたかぼちゃの果肉が自家製味噌と根菜類の出汁に溶け出し、食べ進めるごとにスープにとろみと甘みが加わっていく変化は圧巻です。初めて訪れるならば、迷わずこの一杯を選ぶのが正解と言えます。
第2位:豚肉ほうとう|濃厚な旨味と脂の甘みが麺に絡む
男性客や若い世代を中心に絶大な支持を集めるのが「豚肉ほうとう」です。かぼちゃほうとうをベースにしつつ、厳選された豚肉がふんだんに入っています。豚肉から溶け出した上質な脂が味噌スープをコーティングし、極太の手打ち平打ち麺に力強く絡みつきます。山歩きやドライブ後の疲れた身体に染み渡る、エネルギッシュな一杯です。
第3位:甲州名物 鳥もつ煮|B級グルメを超えた至高のサイドディッシュ
メインのほうとうを差し置いてでも頼むべきと常連が口を揃えるのが「甲州ほうとう小作の鳥もつ煮」です。少量のタレで強火で短時間のうちに照り煮にする伝統製法により、レバーはねっとり、ハツはプリプリ、砂肝はシャキシャキとした食感を保っています。甘辛く濃厚なタレが絡んだもつは、ご飯のお供としても、地酒「七賢」や「谷桜」の肴としても非の打ち所がありません。
第4位:特選馬刺し|鮮度と赤身の旨味が際立つ甲州伝統の味
山梨は熊本や長野と並ぶ馬肉食文化の根付く地です。小作の「馬刺し」は、鮮度管理が徹底された上質な赤身を使用しています。筋っぽさが全くなく、しっとりとした柔らかな肉質が特徴です。おろし生姜とおろしニンニクを合わせた醤油に軽くくぐらせて口に運べば、鉄鍋で熱くなった口の中を心地よくリフレッシュしてくれます。
第5位:猪肉ほうとう|野趣あふれるジビエと味噌の重厚な共演
「本物の郷土料理を味わいたい」という食通が指名買いするのが「猪肉ほうとう」です。ジビエ特有の臭みは丁寧な下処理と濃厚な赤味噌ベースのスープによって完璧に抑え込まれており、豚肉よりも引き締まった肉質と噛むほどに溢れ出る野生の滋味を堪能できます。かつて武田信玄が陣中で兵士に振る舞ったとされる歴史のロマンを肌で感じられる逸品です。