宮島を訪れる旅行者が事前に把握しておくべき最重要事項が、廿日市市によって課される「宮島訪問税」の仕組みです。観光振興と世界遺産の環境保全を目的として導入されたこの地方税は、1回の訪問につき大人・小児を問わず一律100円(未就学児や修学旅行生等は減免対象)が課されます。
運賃の支払い実務において、現場の改札システムは極めて高度に自動化されています。SuicaやICOCA、PASMOなどの全国相互利用交通系ICカードを利用する場合、事前の券売機購入は一切不要です。宮島口の自動改札機にICカードをタッチするだけで、フェリー運賃200円+宮島訪問税100円の合算額(計300円)が一度に引き去られます。残額不足にさえ気をつけておけば、切符売り場の長蛇の列を横目に通過することができます。
一方、鉄道旅行ファンに人気の「青春18きっぷ」を利用する際には、見落としがちな落とし穴が存在します。国鉄時代からの歴史的経緯により、JR西日本宮島フェリーは青春18きっぷの有効範囲に含まれているため、フェリー運賃200円自体は追加料金なしで利用できます。しかし、廿日市市の地方税である宮島訪問税100円は免除されません。そのため、乗船前に自動券売機で「宮島訪問税切符(100円)」を購入し、有人改札口で青春18きっぷと訪問税切符をセットで提示して入鋏を受ける必要があります。自動改札に青春18きっぷを通すことはできないため、事前の準備が求められます。