ザ・ヒロサワ・シティの最大の強みは、教科書や図鑑でしか見られない「歴史的実機」が目の前に並ぶ圧倒的な臨場感にあります。主な見どころをカテゴリー別に紐解いていきます。
1. 科博廣澤航空博物館(YS-11・零戦・名機の数々)
国立科学博物館が羽田空港で保管していた戦後初の国産旅客機「YS-11量産初号機(JA8610)」が移築・一般公開されている点は、日本の航空史において決定的なトピックです。さらに、重要文化財級の価値を持つ「零式艦上戦闘機(零戦)」をはじめ、戦前・戦後の航空機、民間ヘリコプターの実機が専用ハンガー内にずらりと並ぶ光景は圧巻の一言に尽きます。展示機体の保存状態は極めて良好で、機体の質感やリベットの1つひとつまで間近で観察できます。
2. レールパーク(寝台特急「北斗星」・新幹線E2系・蒸気機関車)
鉄道エリア「レールパーク」では、上野と札幌を結び多くの人々に愛された寝台特急「北斗星」の客車およびEF81形電気機関車が往年の姿のまま保存されています。さらに、東北・上越新幹線で活躍した「E2系新幹線」の先頭車両、力強いフォルムを誇る「D51形蒸気機関車(デゴイチ)」、関東鉄道の歴代気動車など、日本の近代化と鉄道網の発展を支えた名車が線路上に並び、世代を超えて鉄道ファンの心を揺さぶります。
3. 廣澤美術館(隈研吾建築×名石庭園×横山大観)
乗り物エリアの熱気とは一線を画す静謐な空間が、世界的建築家・隈研吾氏が設計を手掛けた「廣澤美術館」です。巨石を巧みに配した庭園は作庭家・枡野俊明氏によるもので、自然景観と現代建築が見事な調和を見せています。館内には横山大観や下村観山をはじめとする近代日本画の巨匠作品、人間国宝の陶芸品・工芸品が常設・企画展示されており、極めて高い芸術的体験を提供しています。