人造人間18号のパーソナリティを語る上で欠かせないのが、レッドリボン軍の生き残りであるドクター・ゲロに囚われる前の生い立ちです。公式設定資料集や原作者の言及によって明らかになった彼女の本名は「ラズリ(Lazuli)」。双子の弟である17号の本名「ラピス(Lapis)」と対になっており、二つの名前を合わせると深い青色の宝石「ラピスラズリ」を意味する美しいネーミングです。
彼女たちはもともと素行の悪い不良少年少女として認知されており、その旺盛な生命力と反骨心に目をつけたドクター・ゲロによって強制的に拉致されました。ドクター・ゲロによる改造の経緯は冷酷そのもので、本人の意思を完全に無視した生体実験が行われています。しかし、16号のような完全なロボット型とは異なり、18号は「人間をベースに細胞レベルでごくわずかな機械化と有機的改質を施したバイオ・サイボーグ」として完成しました。
この人体改造によって、体内に永久エネルギー炉が埋め込まれ、気の減衰が存在しない「無尽蔵のスタミナ」と「超人的な戦闘力」を獲得しました。一方で、生殖機能や基本的な人体の器官はそのまま残されており、この設定こそが後の人生を劇的に変える布石となります。自由を奪われ、破壊兵器としての運命を背負わされた彼女の反抗心は、後にドクター・ゲロを自らの手で葬る強烈な怒りの原動力へと昇華していきました。