整形外科領域やフットケアの現場において、外反母趾や扁平足に悩む層からのリカバリーサンダルへの相談件数は年々増加しています。骨格のアーチ構造が破綻しかけている足にとって、適切なサポート機能を備えたモデルは力強い味方になり得ます。
外反母趾の痛みを緩和したい場合、親指の付け根(第1中足骨頭)を締め付けず、母趾への圧迫摩擦が生じないワイドなスライドタイプが第一候補となります。トング型は鼻緒が突出した骨に干渉して炎症を悪化させるリスクがあるため推奨されません。また、扁平足で土踏まずが地面に着地してしまうタイプは、沈み込みすぎるウーフォスよりも、しっかりとした硬度で内側縦アーチを支えてくれるホカやリゲッタのような硬度設計が適しています。
さらに現在、テレワークの定着やオフィスカジュアル化の進展に伴い、リカバリーサンダルを室内履きやオフィス用サンダルとして採用するスタイルが急速に広がっています。フローリングやコンクリート直張りのオフィス床は、屋外のアスファルト以上に足裏へダイレクトな硬質衝撃を与えます。空調の効いた室内で靴下を履いたまま脱ぎ履きできるスライド型やサボ(クロッグ)型を選択することで、長時間の着座や立ちミーティングにおける足腰の負担を大幅にセーブすることが可能です。