2023年5月18日、女性週刊誌『女性セブン』が報じたスクープ記事が歌舞伎界を揺るがしました。記事に記されていたのは、市川猿之助が劇団員やスタッフらに対して行っていたとされる過激なスキンシップの強要やパワハラ・セクハラ行為の数々でした。
当時、猿之助は『スーパー歌舞伎II』をはじめとする革新的な舞台を手がける座頭(劇団のトップ)として絶対的な権力を握っていました。関係者の証言によると、地方公演の打ち上げ後のホテルや私的な飲み会の場で、拒絶できない立場にある付き人や共演者に対して過度なスキンシップや理不尽な要求があったとされています。
澤瀉屋という巨大な組織の中で、トップに逆らえば配役を外されるという恐怖心から、被害を受けた側が長年声を上げられなかった実態が赤裸々に暴露され、世間に大きな波紋を広げました。