怪我からの復帰時期を目指し、前園氏は何度もメスを入れ、過酷なリハビリテーションに耐え抜きました。国内での復活を期すだけでなく、環境を変えて再起を図るべくブラジルの名門サントスFCやゴイアス、さらには韓国Kリーグの安養LGや仁川ユナイテッドへと新天地を求めます。
しかし、手術を重ねた膝と足首は、かつての柔軟性と瞬発力を完全には取り戻せませんでした。フィジカルコンタクトが激しい海外リーグで生き残るため、プレースタイルをポジショナルなプレーやパスワークへとシフトさせようと試みたものの、身体の悲鳴は止まりませんでした。度重なる怪我のニュースが報じられるたび、本人は肉体の限界と理想のイメージの間で激しい葛藤を抱え続けていたのです。