当時、ネット掲示板やSNS上では、連勝が伸びるにつれて凄まじい盛り上がりを見せる一方、一部のファンからは「打線の援護に恵まれすぎているのではないか」「単に運が良いだけではないか」という「援護運」をめぐる激しい議論が巻き起こっていました。
ネット上の反応を検証すると、主に以下のような声がリアルタイムで交わされていました。
- 「マー君が投げると味方打線が普段の倍打つ。もはやオカルトの領域だ」
- 「序盤に3点取られても、ベンチに戻ると『絶対逆転してくれる』と信じ切っている雰囲気が画面越しに伝わってくる」
- 「防御率1点台で先発全試合クオリティスタートなんだから、援護運というより投手が負け試合を拒否しているだけ」
実際のデータを客観的に検証してみると、田中投手が登板した試合におけるチームの1試合平均得点は約5.7点と、同年の楽天チーム平均得点(約4.4点)を大きく上回っていました。しかし、この援護点を「単なる幸運」と片付けるのは早計です。
田中投手がテンポ良くアウトを重ね、相手に試合の主導権を渡さないことで、守備陣のリズムが良くなり攻撃へと好影響を及ぼしていたのは明白でした。さらに、たとえ味方が先制されても田中投手が追加点を許さずに踏ん張り続けるため、相手投手にプレッシャーがかかり、終盤の逆転劇を呼び込んでいたのです。「投手が野手を鼓舞し、野手が投手を援護する」というポジティブな相互作用の連鎖こそが、神がかり的な援護劇の真相でした。