国立社会保障・人口問題研究所が公表している「出生動向基本調査」の直近データによると、初婚同士の夫婦における結婚までの平均交際期間は約4.3年で推移しています。さらに交際期間別の婚姻構成比を精査すると、結婚を決断したカップルの約75%以上が交際1〜4年以内に籍を入れており、交際が5年を超えると婚姻率は急激に逓減します。
ブライダル総研などの民間調査や追跡データを総合すると、長期交際の結婚確率は交際年数に反比例するカーブを描きます。特に交際期間が10年に達したカップルのうち、最終的に入籍へと辿り着く割合は推計15〜20%程度。残る約8割は、現状維持のまま事実婚的な関係を続けるか、手痛い破局を迎えるのが現実です。統計上、10年付き合っている状態は「いつでも結婚できる安心圏」ではなく、むしろ「結婚への決定打を失いやすいレッドゾーン」に入っていることを物語っています。
上記の数値が示す通り、出生動向基本調査の平均交際期間を大きく超過した関係性は、絆が深まっている証拠である反面、制度的な「婚姻」へと踏み切るための心理的推進力を失っている状態とも評せます。