2026年現在、小山薫堂氏の活動はメディアの枠組みを完全に超越しています。最大の注目を集めた2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、8名選出されたテーマ事業プロデューサーのひとりとしてシグネチャーパビリオン「EARTH MART(いのちをつむぐ)」を統括。食文化と生命のつながりを祝祭空間へと昇華させた手腕は、国内外から極めて高い評価を受けました。
同時に、次世代のクリエイター育成にも心血を注いでいます。京都芸術大学の副学長として教鞭を執り、「企画とはサービス精神である」という実践的哲学を学生たちに伝承。また、2011年に経営を引き継いだ京都の老舗料亭下鴨茶寮(創業1856年)の代表取締役社長としても、伝統の味を守りつつ銀座への出店やグローバル展開、EC事業の革新を牽引し、見事な経営手腕を証明し続けています。
さらに、自身が提唱し家元を務める文化「湯道(ゆどう)」は、映画化(生田斗真主演)を経て海外のスパ業界や温泉文化愛好家へと波及。日常の入浴を茶道や華道のような精神文化へと高めるアプローチは、小山氏が持つ「日常の些細な幸せを再定義する天才性」を雄弁に物語っています。