一般的な座椅子に深くもたれかかった際、視線をテレビやPCモニターの高さに保とうとすると、首だけが不自然に前へ折れ曲がる姿勢になります。人間の頭部は体重の約10%(成人の場合でおよそ5〜6kg)の重さがあり、首が前方に15度傾くだけで約12kg、45度傾くと約22kgもの負荷が頸椎周囲にかかるとされています。
首元を支えられない座椅子では、首の後ろにある僧帽筋や肩甲挙筋が常に緊張し、血行不良や激しいこりを引き起こす温床となっていました。そこで威力を発揮するのが、首の頸椎カーブの隙間を埋めるヘッドレスト付き座椅子の設計です。
頭部の後頭部から首の付け根にかけて面でしっかりと支えることで、頭部の重量が背もたれ全体へ効率的に分散されます。視線を正面に向けたままリラックスできるため、長時間の映画鑑賞やゲームプレイでも首周りの筋肉が力むことなく、圧倒的な軽さを実感できる仕組みが整えられています。