干し芋を乳幼児に与える際、何よりも警戒すべきは気道を塞ぐことによる窒息・丸呑みリスクです。干し芋特有の強い粘着性は、口内の唾液を急速に奪います。唾液を吸った干し芋が上顎や喉の奥に張り付いてしまうと、咳き込んで自力で吐き出すことが困難になり、重大な事故につながりかねません。
具体的な喉詰め防止対策として、以下の3点を徹底してください。
まず、必ずお茶や白湯などの水分を用意し、口を湿らせてから食べさせること。次に、幅1cm未満・長さ5cm程度の細長いスティック状に切り、一口で丸ごと頬張れないサイズに調整することです。そして最も肝要なのは、食べている間は決して目を離さないこと。「カミカミしてね」「ごっくんしようね」と声をかけながら、前歯で少しずつ削り取るように食べる練習をサポートしましょう。
また、食物繊維が豊富な干し芋は、消化器官が未発達な乳幼児にとって消化不良や便秘悪化の原因にもなり得ます。特に不溶性食物繊維は一度に過剰摂取すると便が硬くなり、かえって排便トラブルを招く場合があります。初めて与えた日の夜や翌日は、便の状態に異常がないかを注意深く観察してください。