「そのままスプーンでパクパク食べたい」「ペーストや栗きんとんに加工する」という目的であれば、わざわざ形をキープしたまま剥く必要はありません。もっともシンプルで実用的なのが「半分に割ってスプーンですくい取る」アプローチです。
甘みを引き出す茹で方のコツは、水1リットルに対して塩大さじ1(約15g)を加えることです。塩分が栗の自然な甘さを引き締め、アクの排出を促します。水の状態から栗を入れ、弱火から中火でゆっくり温度を上げていきます。沸騰したら弱火に落とし、中粒なら約30分、大粒なら約40分〜45分じっくり火を通します。
茹で上がったらすぐにザルに上げず、茹で汁に浸したまま完全に冷めるまで放置するのが最大のポイントです。急冷による実のパサつきを防ぎ、しっとりとしたホクホク感を閉じ込めることができます。
完全に冷えた栗をまな板に立て、包丁で縦真っ二つにスパッと切断します。あとは小さめのティースプーンを皮と実の隙間に滑り込ませてクルリと回せば、渋皮だけを綺麗に殻側に残し、黄金色の甘い実だけを無駄なくくり抜くことができます。