『パブってGO!』を語る上で欠かせないのが、間奏部分に詰め込まれたイギリスの酔っ払いセリフの聞き取りです。バックトラックのギターソロと重なり、非常に早口でまくし立てられるため、初聴では何を言っているか判別しにくいパートとなっています。
ここで叫ばれているのは、かつての弟分であるアメリカへの愚痴(「バカ」の連呼)や、宿敵であるフランスへの当てつけ、そして「昔はもっと可愛かったのに」という過去への執着です。さらに酔いが極限に達すると、怒りから一転して泣き上戸になり、「俺を置いていかないでくれ」といった寂しがり屋な本音がこぼれ落ちます。杉山紀彰さんの圧倒的な演技力によって表現されたこの狂気と切なさのグラデーションこそが、楽曲のドラマ性を一段と引き上げています。