揚げ浸しの魅力は、ナスだけに留まりません。複数の夏野菜を組み合わせることで、抗酸化物質とビタミンを余すところなく摂取できる栄養設計が可能になります。
特におすすめしたいのが、ズッキーニとミニトマトの組み合わせです。ズッキーニは縦に厚めにスライスして素揚げにすると、表面はカリッと香ばしく、中はトロトロの食感に仕上がります。また、ミニトマトは爪楊枝で一箇所穴を開けてサッと10秒ほど素揚げにすることで、皮が弾けてつゆが内部に浸透します。加熱によってトマトのグルタミン酸濃度が凝縮され、だしの旨味と合わさることで爆発的な美味しさを生み出します。
さらに、一皿で満足感を得たい育ち盛りの子どもや男性におすすめなのが、「豚肉のカリカリ揚げ浸し」の追加です。
豚バラ肉や豚肩ロース薄切り肉に軽く塩胡椒をし、片栗粉を薄くまぶして強火の油でカリッと揚げ焼きにします。これを熱々のまま野菜と一緒にめんつゆへダイブさせます。片栗粉の衣がつゆを適度に抱き込み、豚肉に含まれる動物性タンパク質(イノシン酸)とビタミンB1が、疲労回復を強力にサポートします。大葉の千切りやミョウガ、たっぷりのすりごまを散らせば、脂っぽさを一切感じさせない極上のスタミナそうめんに仕上がります。