一級自動車整備士を目指すルートには、大きく分けて「実務経験を積むルート」と「国土交通大臣指定の専門学校(4年制・高度自動車工学科等)を卒業するルート」の2種類があります。
実務経験ルートの場合、まず2級整備士を取得した後、3年以上の実務経験を積まなければ受験資格が得られません。働きながら難関試験の勉強を続ける負担は重く、独学での一発合格は容易ではありません。
一方、現在の一級取得者の大半を占めるのが4年制専門学校ルートです。認定校を修了することで実技試験が完全免除となり、筆記試験対策もカリキュラムに組み込まれているため、学校別の合格率は85%〜95%以上を誇ります。
専門学校の学費は4年間で約450万〜550万円が相場となっており、2年制コース(2級取得目標)の倍近くかかります。しかし、大学と同等の「高度専門士」の称号が付与され、大手自動車メーカーの先行開発部門、実験評価部隊、輸入車インポーターのテクニカルサービス本部など、現場メカニックを超えたキャリアパスが開ける点は大きな投資対効果と言えます。