特別支援教育の現場において、就労特化型校の人気は年々高まりを見せている。兵庫県教育委員会が公表する出願状況や関係者へのヒアリングによると、西神戸高等特別支援学校の倍率は例年1.3〜1.5倍前後という激戦が続いている。特別支援学校でありながら定員超過によって不合格者が生じる構造は、受検生と保護者にとって大きなプレッシャーとなっている。
選考のハードルを押し上げている最大の要因は、保護者の間で定着した「西神戸なら確実に社会へ羽ばたける」という確固たる評判だ。西神戸高等特別支援学校の評判を調査すると、教育カリキュラムの専門性と卒業生たちの安定した勤務態度に対する企業側からの高評価が際立っている。しかし、その高評価の裏には、入学時点で求められる基礎学力や身辺自立のハードルが存在する。
入試選考では、学力試験だけでなく、集団行動観察、個別面接、そして作業適性検査が課される。作業検査では、指示を正確に理解して反復作業を継続できるか、手指の巧緻性や体力が備わっているかが厳しくチェックされる。関係者によると、「面接で上手に受け答えができるか以上に、注意されたときに素直に聞き入れられる柔軟性や、途中で投げ出さない集中力が合否の分かれ目になる」と明かされている。