大阪府豊中市新千里南町に位置する二ノ切池公園は、北大阪急行・桃山台駅からほど近い立地にありながら、約6.3ヘクタールもの広大な敷地を誇る。この公園が長年高い支持を集め続ける最大の理由は、乳幼児から高齢者まで目的別に一日中過ごせる多層的な施設設計にある。
なかでも中核を担うのが、豊中市立の拠点施設である「二ノ切温水プール」だ。屋内には日本水泳連盟公認の25m×8コースを備えたメインプールが完備され、天候や季節を問わず年間を通して利用できる。夏期には屋外プールも開放され、水遊びを楽しむ子どもたちの歓声で賑わう。現在の利用料金は一般利用(高校生以上)が2時間あたり600円程度、小・中学生が300円程度と、民間フィットネスクラブに比べて圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。二ノ切温水プールの営業時間は通常9:00〜21:00(最終入場は閉館の45分前、曜日や季節により変動あり)となっており、仕事帰りのスイマーから昼間に水中ウォーキングを楽しむシニア層まで幅広く受け入れている。
陸上の憩いエリアも見逃せない。子どもたちを惹きつけてやまないのが、公園中央の「わんぱく広場」に設置された大型の複合遊具だ。滑り台やネットクライミングを組み合わせた立体的な遊具は、未就学児から小学生まで年齢に応じた運動強度で楽しめる設計になっている。遊具の周囲には見通しの良い芝生が広がるピクニック広場があり、春や秋の行楽シーズンにはサンシェードやレジャーシートを広げて手作りのお弁当を囲むファミリーで埋め尽くされる。
さらに、地域住民に愛される文化的象徴が「バラ園」だ。園内には約60種・1,000株以上の色とりどりのバラが丹精込めて植栽されている。例年の見頃は春が5月中旬〜6月上旬、秋が10月中旬〜11月上旬の年2回。満開を迎える時期には芳醇な香りが漂い、カメラを手にした散策客やスケッチを楽しむ人々で華やかな賑わいを見せる。