「利確したらさらに株価が上がってしまい、悔しくてたまらない」「もっと上がると思って放置したら急落して含み損に転落した」――こうした利確早すぎ後悔や欲張りによる失敗は、売り時の明確な判断基準を持たないことが原因です。
相場の天井(最高値)で売り抜けることは、百戦錬磨のプロトレーダーであっても至難の業です。大切なのは最高値を狙うことではなく、事前に決めた「納得できるライン」で機械的に手仕舞う姿勢にあります。
感情に振り回されないための有効な手法として、ポジションを一度にすべて売るのではなく、複数回に分けて決済する「分割利確」があります。例えば、目標株価に達した時点で保有株の半分(50%)を利確し、残りの半分はさらなる上昇に備えてホールドします。この方法を取れば、仮にその後価格が下落しても一定の利益は手元に残り、逆にさらに上昇した場合は残りのポジションで追加の利益を狙えるため、精神的な後悔を劇的に減らすことができます。