PCのWebブラウザ上でインストール不要ですぐに遊べると話題になった「太鼓の達人PCブラウザ版(通称:Taiko Web系サイト)」。検索結果やSNSの動画で目にしたことがある方も多いはずです。しかし、結論から申し上げますと、これらのサイトは株式会社バンダイナムコエンターテインメントの許諾を一切得ていない悪質な非公式クローンサイトです。
インターネット上で「太鼓ウェブ違法性」が議論される背景には、ゲームのプログラムコードだけでなく、J-POPやアニメソングなどの音源、太鼓の達人特有のキャラクターグラフィック、譜面データが無断でアップロードされている実態があります。著作権法第21条(複製権)や第23条(公衆送信権)の明確な侵害に該当し、過去にも権利者からの警告によって閉鎖やドメイン移転を繰り返してきた歴史があります。
さらに深刻なのは、利用者に降りかかるサイバーセキュリティ上の実害です。ITセキュリティ専門家による調査では、こうした違法ブラウザ版のクローンサイトには、以下のようなリスクが確認されています。
- 悪質な広告ネットワークへの強制リダイレクト:クリックした瞬間に不審な成人向けサイトや偽の警告画面(サポート詐欺)へ飛ばされる。
- クリプトジャッキング(不正マイニング):ブラウザを開いている間にPCのCPUリソースを勝手に使われ、端末の動作が極端に重くなる。
- フィッシング攻撃の足がかり:「アカウントを作成すれば曲数が増える」などと騙り、メールアドレスやパスワードを抜き取る手口。
「無料だから」「みんなが遊んでいるから」と安易にアクセスすることは、端末をウイルス感染の危険に晒すだけでなく、著作権侵害の温床に加担することと同義です。知見のあるゲーマーほど、こうした海賊版サイトには絶対にアクセスしません。