T.O.Pの芸能界復帰における最大の起爆剤となったのが、世界的人気シリーズ『イカゲーム2』への抜擢でした。キャスティング発表当初、韓国国内のインターネット上では過去の不祥事を巡って賛否両論の激しい論争が巻き起こりました。しかし、ファン・ドンヒョク監督は「キャラクターの複雑な内面とリアリティを体現できる唯一無二の俳優」として彼を強く支持し、起用を断行しました。
劇中で彼が演じたのは、過去の栄光と挫折を抱えながらゲームに身を投じる元アイドルラッパー「サノ(Thanos)」という、自身のキャリアをアイロニカルに投影したかのような難役でした。配信開始後、その圧倒的な存在感と鬼気迫る演技力は海外メディアや視聴者から絶賛を浴び、批判的な論調を実力でねじ伏せる結果となりました。
この世界的な成功により、彼は「元BIGBANGのアイドル」という肩書きを完全に脱ぎ去り、国際的な実力派俳優チェ・スンヒョンとしてのリブランディングを確立したのです。