箸袋の裏面や店内のポスターにも描かれている「世界の山ちゃん手羽先公式の食べ方」は、人間工学と鶏肉の解剖学的構造が見事に合致した究極の解法です。手順はわずか4つの動作で完結します。
ステップ1:関節をちぎる(関節の分離)
手羽先は「くの字」に曲がっています。まずは、先端の細い部分(手羽端)と、肉が多くついている太い部分の連結部である関節を、両手で持ち「逆方向」にポキッと折り曲げてちぎり離します。先端部分はダシ取り用とされることも多いですが、カリッと揚がっているため軟骨をかじる感覚でそのまま食べられます。
ステップ2:肉の太い方を口にくわえる
ちぎった後の太いパーツ(2本の平行した骨が入っている部分)を持ちます。関節を外した側の断面を口に向け、肉全体を前歯と唇で軽く挟み込むようにくわえます。
ステップ3:歯で肉を挟んだまま骨を外へ引き抜く
ここが最大のハイライトです。前歯と唇で肉をしっかりとホールドした状態を保ち、手で持っている骨の端を外側に向かって水平にスッと引っ張ります。これだけで、肉が口の中に残り、手元には綺麗に肉が剥がれた2本の骨だけが残ります。
ステップ4:ビールとともに肉を味わう
口いっぱいに広がる「幻のコショウ」の刺激とジューシーな鶏肉の旨味を噛み締めます。手につく油は骨の先端をつまんでいた指先最小限に抑えられます。