ネット上のコミュニティやSNS、Q&Aサイトでは、周囲に理解されにくい低所への恐怖について切実な声が数多く寄せられています。
「大深度地下の駅(都営大江戸線など)を利用する際、地下深くに潜っていく感覚だけで呼吸が浅くなり、地下鉄パニックのような発作を起こしそうになる」(30代会社員)
「友人はタワーマンションの高層階を怖がるが、自分はむしろ1階の広場で超高層タワーを見上げる瞬間に、空が狭く感じて足がすくんでしまう」(20代学生)
「巨大ドームや体育館の中央に立った際、天井が高すぎる一方で自分が最下層に取り残されているような強い浮遊感に襲われた」(40代公務員)
このように、多くの当事者が「高所恐怖症なら共感してもらえるが、低い場所が怖いと言うと笑われてしまう」という孤立感を抱えています。しかし、空間認識の特性として低所に恐怖を覚える人は決して珍しくありません。