童謡さっちゃん歌詞4番の嘘と真相|電車事故の都市伝説を解剖

童謡さっちゃん歌詞4番の嘘と真相|電車事故の都市伝説を解剖

童謡さっちゃん歌詞4番の嘘と真相|電車事故の都市伝説を解剖の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

童謡「サッちゃん」の歌詞4番が存在するのかという疑問に対して、記録上の明確な事実を述べるならば、作詞者の意図した正式な歌詞として4番は一切存在しません。現在流通している4番のフレーズは、後世の第三者が悪意や恐怖演出を目的に創作した完全な後付けの都市伝説です。

ネット上や怪談本で広まった悪名高い「自称・4番」の歌詞は、概ね以下のようなショッキングな文面で語られます。

「サッちゃんはね 線路で足をなくしたんだ ほんとはね だけどちっちゃいから お前の足をもらいにいくんだよ 今夜行くよ サッちゃん」

この不気味な歌詞とともに、「4番の歌詞を口ずさんだり、その存在を知ったりした者のもとへ、就寝中に足のないサッちゃんが現れて両足を奪い去る」という警告がセットで拡散されました。いわゆるチェーンメールや怪談特有の「知ってしまったら呪われる」という感染型の構造を持っています。

しかし、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)の作品データベースをはじめ、初出となったNHKの音楽番組や初版楽譜のどこを捜索しても、このような残酷な詞は存在しません。さっちゃんの歌詞4番は、昭和後期の小学生たちの間で口承文芸として自然発生し、平成のネット黎明期に爆発的な広がりを見せた虚構の産物です。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。