ネット上でも「山口県の天気は読めない」「急に空が真っ暗になって雷雨になった」という声を頻繁に目にします。山口県で天気が急変する最大の理由は、三方の海から流れ込む湿った空気の合流(収束帯の形成)にあります。
特に春から秋にかけて注意が必要なのが、日本海側からの風と瀬戸内海側からの海風が内陸の山口盆地や美祢盆地付近で衝突するパターンです。狭い盆地に湿った空気が閉じ込められ、強い日差しで地表が熱せられると、わずか30分から1時間足らずで巨大な積乱雲が直立します。
さらに見落とせないのが関門海峡周辺の風の通り道です。下関市周辺では、海峡特有の地形効果によって局所的な強風や突風が発生しやすく、雨雲の移動スピードが予想を大幅に上回ることがあります。朝の天気予報で晴れマークが並んでいても、大気の状態が不安定な日の午後は空模様の急変に対する最大限の警戒が必要です。