「なんやこの厨パァ」というフレーズがあまりにも一人歩きした結果、現在では一部の事実が誤認されたまま伝わっているケースが少なくありません。ここでは特に多い2つの誤解を正します。
誤解1:もこう氏は圧倒的な厨パを前に手も足も出ず惨敗した?
ネットの切り抜き画像やフレーズのインパクトから「強烈な煽りを受けた末にボコボコに負けた場面」と誤認されがちですが、実際の勝負の結果は、もこう氏の劇的な大勝利に終わっています。
相手の初手ゲンガーによる「さいみんじゅつ」の命中など苦しい展開を強いられながらも、もこう氏はヘルガーの「ふいうち」やボーマンダの果敢な立ち回り、そして相手の隙を突く冷静なプレイングを展開しました。絶叫しながらも最後まで勝ち筋を追い続け、最終的には見事な読み勝負で相手の厨パを壊滅させています。この「文句を叫びながらも勝負を捨てず、下克上を完遂した」というドラマ性こそが、この対戦を語り草にした最大の要因です。
誤解2:対戦相手の「カヲル」氏は悪質なチーターや荒らしだった?
「厨パ」と糾弾された対戦相手ですが、使用していたポケモンや技構成は当時の公式ルールに完全に準拠した合法的なものでした。当時の通信対戦環境は「勝つための最善手を追求する」ことが自然な風潮であり、相手プレイヤーは単に環境最強のパーティを組んで対戦に挑んだ熱心なプレイヤーに過ぎません。
実況者がエンタメとして過激にリアクションしたことで相手トレーナーがネット上でネタにされるという構図を生み出しましたが、対戦相手が不正を働いていたわけではない点は客観的事実として押さえておく必要があります。