ピロリ菌の感染経路はキスや食器共有?大人の感染リスクと最新除菌法

ピロリ菌の感染経路はキスや食器共有?大人の感染リスクと最新除菌法

ピロリ菌の感染経路はキスや食器共有?大人の感染リスクと最新除菌法について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をお届けします。

Q1:パートナーがピロリ菌陽性でした。キスや性行為でうつる可能性はありますか?
A1:成人の胃酸は極めて強いため、一般的なキスや性行為によって健康な大人が持続感染を起こす可能性は医学的にほぼ皆無です。保菌者の唾液中に菌が常在しているわけではなく、大人になってから胃粘膜に菌が定着することは困難です。パートナーとの接触を過度に制限したり、神経質に避ける必要はありません。

Q2:子供の頃に井戸水を飲んだ記憶がありません。それでも感染している可能性はありますか?
A2:十分にあります。感染経路は井戸水だけでなく、乳幼児期に保菌者である親や祖父母から受けた口移しの食事や、スプーン等の食器の使い回しによる経口感染が非常に多いためです。上水道で育った世代であっても、家庭内環境を通じて感染しているケースは珍しくありません。

Q3:除菌に成功すれば、もう胃がん検診(胃カメラ)を受ける必要はありませんか?
A3:除菌後も定期的な内視鏡検査は絶対に必要です。除菌によって胃がんの発症リスクは大幅(約3分の1から半分以下)に低減しますが、すでに過去の感染によって萎縮や腸上皮化生が生じていた場合、その傷んだ粘膜から年数を経てがんが発生するリスクはゼロにはなりません。「除菌完了=一生安心」ではなく、「除菌後も年に1回の定期検診」が確実な命綱となります。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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