キャンパスに足を踏み入れると、そこには最新鋭のシミュレーション設備が並ぶ。かつては実習室での経験が全てだったが、現在はVR(仮想現実)を用いた絶滅危惧種の治療シミュレーションや、AIによる動物の行動解析データを用いた健康管理実習が日常的に行われている。これにより、学生たちは在学中から世界水準の技術に触れることができる。
「教科書を読むだけでは、野生動物の緊迫した状況は理解できません」と教員の一人は語る。VRゴーグルを覗き込めば、そこはアフリカのサバンナや傷ついたウミガメが漂う太平洋だ。リアルな臨場感の中で行われる授業は、学生たちの当事者意識を極限まで高めている。