熱狂が加速する一方で、陰影も濃くなっている。保存ランキングの上位にランクインする動画の多くが、元の投稿者の許可を得ずに第三者が転載した「無断転載アカウント」や、外部の動画ダウンロードサイトを経由して二次利用されている現実がある。
特に問題視されているのは、一般の女性観客が無意識のうちに撮影・拡散され、意図しない形でランキング上位に掲載されてしまうプライバシーの侵害だ。球場というパブリックスペースであっても、個人の肖像権やパブリシティ権が無制限に放棄されるわけではない。サイバー法務に詳しい専門家は、「外部の保存ランキングサイトが動画を直接キャッシュして公開する行為は、著作者人格権や肖像権の侵害に当たる可能性が極めて高い」と警鐘を鳴らす。プラットフォーム側もAIによる違法転載動画の自動検出システムを強化しているが、イタチごっこが続いているのが現状だ。