刺されたことに気づいた瞬間、勝負は最初の数分間で決まる。2026年現在の応急処置プロトコルにおいて最も推奨されるのは、毒素の物理的排出と速やかな洗浄だ。
直後であれば、ポイズンリムーバーを用いて傷口から毒素や組織液を強く絞り出す。指で強くつまみ出すのも有効だ。その後、清潔な流水と石鹸で患部を洗う。初期段階で酵素毒の活性を抑えるため、43度以上のお湯で数分加熱する手法も知られているが、すでに赤みや腫れといった炎症が起きている場合は逆効果となる。激しい腫れが始まった後は、氷嚢などで患部を冷やして炎症の拡大を抑えるのが鉄則だ。