標高が1,000m上がると気温は約6度下がるとされる。標高2,034mの王ヶ頭周辺では、平野部が猛暑日であっても現地は20度前後の快適な気候だ。しかし、この標高差こそが気象の変化を激しくする要因でもある。
山の天気は非常に変わりやすい。午後になると急激に霧が立ち込め、視界が数メートル先まで遮られる「美ヶ原名物の濃霧」が発生することが珍しくない。風を遮る大型の樹木が少ない大台地ゆえに、強風時には体感温度が著しく低下する。夏場であっても防風性のあるウインドブレーカーや長袖の防寒着、雨具の携行は必須だ。強烈な紫外線から肌を守るサングラスや日焼け止めも忘れてはならない。