「塀の中に入って健康になった」という噂は伊達ではない。実業家の堀江貴文氏は、長野刑務所に収容されていた際、規則正しい生活と計算し尽くされた食事によって30キロ近くの減量に成功した体験を公に語っている。国内最大級の規模を誇る府中刑務所などでも、主食は白米と大麦を3対7の割合で混ぜた麦飯が基本。これが腸内環境を整え、生活習慣病の改善をもたらす。
全体的に薄味だが、出汁の旨味を効かせる工夫が凝らされている。一方で、甘味や油脂類は極限まで制限される。そのため、受刑者たちの甘味に対する欲求はすさまじい。たまに提供されるぜんざいやジャムは、まさに喉から手が出るほど欲しい至高の逸品と化す。