夏目雅子の死から数年後、小達一雄の人生に現れたのが、伝説のアイドルユニット「キャンディーズ」の“スーちゃん”として国民的人気を誇り、解散後は実力派女優へと転身を遂げた田中好子だった。二人は1991年に結婚。静かで温かな家庭を築きながら、お互いを深く尊重し合う関係を深めていった。
だが、幸せな生活の裏で、妻・田中好子もまた乳がんという過酷な病と長年にわたり戦い続けていた。夫である小達一雄は、彼女が病を表に出さず女優として真摯に舞台やカメラの前に立ち続けられるよう、全力で生活環境と精神面を支えた。2011年に彼女が旅立った際、公表された肉声メッセージは日本中を涙に包んだが、そのメッセージの録音を勧め、彼女の最期の願いを形にしたのも彼であった。