ネット上で流布する不安の声に対し、臨床現場のデータはどう答えているのだろうか。PubMed(医学文献データベースプロジェクト)に登録されている最新の症例論文を紐解くと、ルイボスティーの摂取と肝機能異常に関連が見られた極めて稀な症例報告が数件存在する。しかし、これらは1日に数リットル以上を数ヶ月にわたり連続して飲用するなど、著しい過剰摂取が前提となっていた。
厚生労働省(MHLW)や国立健康・栄養研究所(NIBIOHN)の公的データベースにおいても、通常の飲用範囲内で健康な成人に重篤な危害が及ぶとする証拠は確認されていない。つまり、「身体に良いから」と極端な量を飲み続けない限り、過度の心配は不要というのが科学的根拠に基づく真相である。