ネット上の情報には古いものや誇張された体験談も混ざっています。市場を訪れる前に是正しておくべき代表的な誤解を整理します。
誤解1:「ローカル蚤の市は全てタダ同然で買える」
スマートフォンの画像検索や現地フリマアプリの普及により、ベトナム現地の売り手も品物の国際相場をリアルタイムで把握しています。真のヴィンテージ品や人気ブランド品を「知識のない店主から二荒な安値で買い叩く」というシチュエーションは年々激減しています。
誤解2:「買ったものは何でも日本へ持ち帰れる」
骨董市で魅力的に見える品であっても、日本の法令や国際条約に抵触するリスクが存在します。象牙や希少木材を使用した工芸品(ワシントン条約対象)、年代物の重要文化財指定品(ベトナム国外持ち出し禁止)、植物の種子や土が付着した民芸品などは、空港の税関で没収や処罰の対象となるため厳重な注意が求められます。
誤解3:「トラブル時は英語で交渉すれば解決する」
ローカル市場の露天商の多くはベトナム語のみで商談を行います。言葉が通じないことによる数量や金額の認識違い、お釣りの渡し間違いといったトラブルを防ぐため、スマートフォンの電卓アプリで数字を明確に提示し合うコミュニケーションが基本となります。