ネット上やSNSで「台湾のホテルでアメニティが完全消滅した」と話題になっていますが、その真相は台湾行政院環境部(日本の環境省に相当)が主導する法的な使い捨て製品規制にあります。
これまでの台湾旅行では、日本の宿泊施設と同様に、洗面台のトレイに個包装の歯ブラシセット、カミソリ、ヘアブラシ、シャワーキャップなどが美しく並べられているのが日常の光景でした。しかし現在、台湾国内の観光ホテル、一般ホテル、モーテル、民宿(B&B)に至るまで、すべての正規宿泊施設において、これらの「使い捨てアメニティ」をあらかじめ客室内に配置することが法律で禁じられています。
現場のホテル関係者への取材によると、「法令違反となった施設には最高で数万台湾ドルの罰金が科されるため、日系ホテルや五星級と呼ばれる外資系高級ラグジュアリーホテルであっても例外なく客室から撤去している」とのことです。かつてのように「高いホテルに泊まればアメニティが充実しているはず」という認識は通用しません。