任天堂の公式決算発表資料を紐解くと、スプラトゥーンシリーズの商業的なスケール感が浮き彫りになります。Wii Uという苦境にあったハードで約495万本を売り上げた初代の段階で、すでに装着率(ハード保有者に対するソフト購入率)は驚異的な数値を記録していました。
Nintendo Switchの普及とともに発売された『2』は、国内のみならず北米・欧州市場でも確固たる地位を築き、1,300万本を突破。そして『3』では、国内販売本数が発売後わずか3日間で345万本を突破するという、日本の家庭用ゲーム史における新記録を樹立しました。
欧米市場においては、Call of DutyやApex Legendsといった既存のミリタリー系・リアル系シューターが根強い人気を誇る中、インクによる陣地取りというノンバイオレンスなルールと、ポップかつストリート感あふれるハイセンスなデザインが見事に差別化要因として機能。老若男女を巻き込む唯一無二のポジションを世界規模で確立したのです。