キム・ジョンヒョンの恋愛史を検証する上で避けて通れないのが、韓国芸能史に残る大きな話題となった2つの騒動です。ひとつは『愛の不時着』で息を呑むロマンスを演じた女優ソ・ジヘとの熱愛スクープ、そしてもうひとつが元恋人である女優ソ・イェジとの過去の交際トラブルです。
2021年4月、韓国の一部メディアが「キム・ジョンヒョンとソ・ジヘがドラマ終演後に約1年間にわたり交際している」と報じ、自宅マンションを行き来する姿を捉えた写真が公開されました。『愛の不時着』で報われない結末を迎えた“クダンカップル”の現実での愛の成就を願うファンからは歓喜の声が上がりましたが、ソ・ジヘの所属事務所側は報道直後に「事実無根であり、親しい先輩後輩の間柄に過ぎない」と即座に交際を否定しました。
当時の報道各社の綿密な取材によると、彼が彼女の自宅を訪れていた真の理由は、当時前事務所との専属契約満了を控え、移籍問題や今後のキャリアについて信頼できる先輩であるソ・ジヘに真剣に相談していたためでした。二人の間に男女の情熱的な熱愛関係があったわけではなく、役者同士の強固な信頼関係に基づく対話であったことが関係者の証言からも裏付けられています。
一方で、時を同じくして明るみに出たのが、2018年のドラマ『時間』出演当時に交際していたソ・イェジとの関係性でした。過去の私的なメッセージの流出により、過度な束縛や精神的コントロールが存在していたことが報じられ、社会的な議論を巻き起こしました。キム・ジョンヒョンはこの事態に対し、自筆の手記を通じて「個人的な問題によって多くの方々に多大なご迷惑と心の傷を負わせてしまった。当時の自分の行動を深く後悔し、心から反省している」と痛切な謝罪を表明しました。この経験は彼の人生と対人関係に対する価値観を根本から変える転換点となったのです。