厚別はサッカー専用スタジアムではない。日本陸上競技連盟の第1種公認陸上競技場として、北海道のアスリートたちが全国、世界へと羽ばたく登竜門の役割を果たし続けている。
トップアスリートが集う陸上大会の開催規格を完璧に維持しながら、数万人規模を集客するプロスポーツ興行を両立させる。この難題を支えているのが、高度なスポーツ施設管理技術だ。北海道特有の厳しい冬を越え、春先に最高のコンディションで天然芝を芽吹かせるグラウンドキーパーの技は、まさに職人芸と呼ぶにふさわしい。陸上トラックのタータンの反発力と、サッカー選手が踏ん張るターフの柔らかさ。相反する要求を高次元で満たす日々のメンテナンスが、この場所のク覚を支えている。