右腹・左腹の痛みの正体は?内臓の位置とSosサインを解き明かす

右腹・左腹の痛みの正体は?内臓の位置とSosサインを解き明かす

右腹・左腹の痛みの正体は?内臓の位置とSosサインを解き明かすについて押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

腹痛の場所は、悲鳴を上げている臓器を特定する最大のヒントだ。腹部を右上・右下・左上・左下に4分割して考えてみよう。

右上腹部には巨大な代謝工場である肝臓と、胆汁を蓄える胆のうが収まっている。このエリアが差し込むように痛む場合、胆石症や胆嚢炎、あるいは肝胆道系の異常が疑われる。特に脂っこい食事の後に右肋骨の奥が疼くなら要注意だ。

一方、右下腹部の激痛といえば虫垂炎(いわゆる盲腸)が代表格。最初はみぞおち付近の不快感から始まり、時間の経過とともに右下へと痛みが移動して強まるのが典型的なパターンである。

左上腹部には食道から続く胃と、血液のフィルター役を果たす脾臓が位置する。食後のキリキリとした痛みや胸やけは胃炎や胃潰瘍のサイン。そして左下腹部は大腸のS状結腸が通り、便秘によるガス腹だけでなく、大腸憩室炎などの炎症が潜んでいることも珍しくない。

痛みの発生源を突き止める第一歩は、己の腹の中に広がる「臓器地図」を正確に把握することにあるのだ。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。