テレビの影響力が絶大だった時代、毎週特定の曜日と時間になると子供たちはテレビの前に釘付けになった。学園ドラマの金字塔『ごくせん』は、クラス中の誰もが話題にしていた定番のコンテンツだ。ヤンキー生徒たちが繰り広げる熱い友情と格闘シーンに憧れ、翌日の学校ではドラマのセリフを真似する男子生徒が続出した。
また、バラエティやドラマで圧倒的な存在感を放っていたのが香取慎吾だ。親しみやすいキャラクターと抜群のエンターテインメント性で、お茶の間の爆笑をさらっていた。『西遊記』での躍動的な姿や、人気番組で見せる多彩な顔は、土曜や日曜の夜の家庭に温かい笑いをもたらしていた。テレビを通じて全国の子供たちが同じ熱量を共有できたのは、この時代ならではの体験と言える。