ベジータの戦歴を語る上で絶対に外せないのが、地球侵略からセル編にかけて確立された代名詞とも言える三大必殺技です。サイヤ人の王子としての圧倒的な自負が込められた技の数々は、ビジュアルと破壊力の両面で読者に強烈なインパクトを与えました。
まず、地球で悟空の界王拳4倍かめはめ波と激突したギャリック砲は、ベジータの原点にして究極の光線技です。体を真横に構えて両手の甲を合わせ、紫色の気力を一気に解放する独特のフォームは、地球そのものを消滅させると豪語するほどの破壊規模を誇りました。
超サイヤ人へと覚醒した人造人間編でお披露目されたのがビッグバンアタックです。右手を前方に突き出し、手のひらから高密度のエネルギー弾を撃ち放つこの技は、人造人間19号を跡形もなく粉砕。宇宙の始まりを意味する「ビッグバン」の名にふさわしい絶望的な火力を印象づけました。
そして、精神と時の部屋での修業を経て編み出されたのがファイナルフラッシュです。両腕を大きく広げて気を極限まで集中させ、前方に突き出して放つ黄金の極太熱線は、完全体セルの上半身を完全に消滅させ、地球はおろか宇宙空間まで突き抜ける驚異的なエネルギーを見せつけました。
また、ファンの間で伝説的に語り継がれているのが、ナメック星でキュイを爆破した際の「汚い花火だ」というセリフです。人差し指と中指を突き上げて敵を体内から爆散させるこの技は、ゲーム作品などで「きたない花火」や「汚い花火だ」という正式な技名として登録されるなど、冷酷非道だった初期ベジータを象徴する象徴的シーンとして親しまれています。