カラオケルームで映える写真を撮る際、最大の壁となるのが「照度の低さ」と「色の乱反射」だ。スマートフォンの自動補正機能任せにしてしまうと、ノイズだらけのボヤけた写真になりがちである。ここで明暗を分けるのが、手動での露出コントロールと環境光の計算だ。
まず試してほしいのが、デンモク(端末)やモニターからの照度を主光源(メインライト)として利用するテクニックだ。部屋のメイン照明をあえて少し落とし、液晶画面の光を顔の横45度から当てる。これだけで、スタジオ撮影のような立体感とミステリアスな陰影が生まれる。スマホのカメラ設定では、露出補正(EV)を「-0.7」から「-1.3」程度まで下げ、シャドウを引き締めるのがコツだ。
フラッシュ撮影を行う場合は、直光を避ける。スマホのライト部分に薄いティッシュを被せるか、指で軽く拡散させることで、青白く硬い光が柔らかいディフューズ光へと変化する。このワンアクションにより、被写体の肌質が格段になめらかに写り、暗い室内でも一瞬で垢抜けた仕上がりが実現する。