事件が白日の下に晒されたのは2014年のことだった。東京都内の閑静な住宅街にある長嶋一茂の自宅ガレージに、赤色のスプレーで中傷文言が大きく落書きされた。被害届を受けて警察が捜査を進める中、事態は誰もが予想しなかった方向へと急転直下する。落書きを実行した人物として浮上したのが、江角マキコの当時の専任マネージャーだったからだ。
発端と目されたのは、同じ名門私立幼稚園・小学校に子どもを通わせていた保護者同士の軋轢である。江角側が自身のブログ等で「ママ友からのいじめ」を示唆する告白を行ったことで火種が燻っていた矢先、この信じがたい物理的報復とも取れる暴挙が発覚した。かつては良好だったはずの保護者仲間との関係がどこで決定的に破綻したのか。高級住宅街に響いたスプレー缶の音は、瞬く間に全国の週刊誌やメディアの格好の標的となった。