橋下家には7人の子どもがいる。多忙を極める夫を支えながら、7人の子育てを完遂することは並大抵の胆力では成し遂げられない。教育方針や生活習慣の指導において、典子さんは一貫してブレない軸を持っていた。
それは、彼女自身が実家の両親から受け継いだ「嘘をつかないこと」「他者への思いやりを忘れないこと」「贅沢に溺れず質素に生きること」という素朴ながら確かな教えである。父親の社会的地位が高まっても、子どもたちには過度な特別意識を持たせず、ごく自然体の人間に育て上げた。
子どもたちが自立した現在も、家庭内には笑いが絶えないという。実家から引き継いだ家庭の温もりは、形を変えて次の世代へと確実に受け継がれている。