かつて海洋汚染の元凶と弾劾された海洋プラスチックごみが、今や最先端の浮体素材として生まれ変わっている。大手化学メーカーと環境ベンチャーが協働開発した「リサイクル複合ポリマー」は、回収されたペットボトルや漂流漁網を100%原料としながら、紫外線や塩害に対する耐性が旧来のプラスチックの3倍以上に及ぶ。
製造工程における二酸化炭素排出量を7割削減したこのエコ資材は、全国の養殖場やマリーナで急速に旧型フロートからの全量交換が進む。製品寿命を迎えた後も、削り出し工程を経て再び新しい浮体へと100%リサイクル可能な循環サイクルが確立された点も、投資家からの高い評価を後押ししている。