物語の舞台となったのは、ニューヨークのマンハッタンに実在するアメリカ自然史博物館だ。巨大な恐竜の化石やモアイ像、インディアンのジオラマなど、劇中に登場する展示物の多くはここがモデルになっている。映画の大ヒット以降、この博物館への来場者数は爆発的に増加した。
ただし、実際の館内での撮影には厳格な制限があった。歴史的価値の高い展示物を保護するため、大規模なセット撮影はカナダのバンクーバーに建設された巨大なスタジオ内で行われたのだ。本物の外観やエントランスの重厚感を正確に再現した実物大セットは、あまりの完成度にキャスト陣も息をのんだという。現実の博物館の空気感とセットの緻密な工芸技術が見事に融合したからこそ、あの異次元の臨場感が誕生した。