映像の設計図を描くストーリーボードアーティスト。それは映画のテンポ、構図、感情のうねりを決定づける極めて重要なポジションだ。内田マイクの足跡を辿ると、常に表現の最前線でリスクを取り続けてきた軌跡が浮かび上がる。
カルアーツ(カリフォルニア芸術大学)をはじめとする最高峰の土壌で磨かれた基礎力、そして何より実写映画顔負けのシネマトグラフィへの偏愛。彼の描くコンテは、単なるキャラクターの配置図ではない。レンズの焦点距離、光の差し込む角度、被写界深度のコントロールに至るまで、徹底的な映画的文脈で構築されている。異なるスタジオカルチャーを軽やかに横断しながら自らのスタイルを研ぎ澄ませていくその姿勢は、職人でありながら妥協なき映像作家のそれだ。